心締
どうしても
この気持ちが収まらなくて 辛くて
心配かけたくないって
涙をためてこぼせずに
心が締め付けられるようで
ずっと苦しくて
もう耐えられなくなりそうで
心が折れてしまいそうで
「もうダメだ」って思ったら
もう本当にダメになりそうで
必死に強がって 隠して それでも
強がりを見破ってくれる君がいて
不覚にも君に甘えてしまうんだ
僕の中に
僕の中に
君が入り込んで
僕はこのもどかしい気持ちを
ずっと抱えたまま
君が僕を苦しくさせる
僕のこの手で
それを断ち切れるのなら
でもそんな勇気
持ち合わせていなくて
君に縛られたまま
伝わらない想い
嬉しそうに笑う君の横顔
僕は見つめたまま
2人で遠出をした
プリクラをとった
君が泣きそうなとき
胸をかした
些細なことだった君との出逢い
お互いに大事に思ってた
…友達として
僕の中に生まれたこの思いは
決して君に伝わらないだろう
だって君は
僕の知らない誰かのもの
恋をした、叶わない恋
例え伝わらないものだとしても
消すことなんてできない
正反対
穢れを知らない
純粋な君の瞳には
僕は映るのだろうか
穢れしか知らない
こんな僕が
君と僕は対
例えるなら君は白、僕は黒。
君は天、僕は地。
君は正、僕は否。
君は光、僕は影
きっと君の瞳は
僕を映すことが出来ないだろう
僕の瞳に君は映っているのに
神はなんて無慈悲なんだろう
君にこの世のモノとして
存在を認識されないなんて
それでも僕は縋る
その苦痛から逃げるために
無慈悲なその神へ
跪いて祈りを捧げる
君のそばに行けるように…と
わたし
真っ白な空間
無音の空間
ぽつりと私
なぜかはわからず
ただそこに”いる”
居心地が悪いわけではない
居心地がいいというわけでもない
ただそこに”いる”だけの私
気づくとそこにいて
気づくとその場から離れて
無意識のうちに
”そこ”に迷い込む
私は迷い人なのだろうか
それともわたしは…
自分であるうちに
暗くて冷たいこの場所で
行くあてもわからず彷徨い続けて
もうどれくらいたったのだろう
疲れてしまった
ならいっそ眠ってしまおうか
今ここにある意味が分からなくなって
少しだけ残っていたぬくもりも
もう忘れて
ただここにいるだけの存在になって
一度、たった一度でいい
全てをなかったことにできるなら
そう思わずにはいられない
いつか自分というものすら
忘れてしまうのだろう
なら 自分が自分であるうちに
この手で息の根を止めようか
臆病
何気ない会話しかしたことがなかった
つまらない世間話とか勉強の話とか
そんなことしか
話す内容なんて無かったから
近づこうともした
だけど素の自分が否定されるのが怖くて
近づけなかった
僕はなんて弱いんだろう
ちょっとの勇気があれば
一歩踏み出すことができれば
この現状を変えられるかもしれないのに
君がいない
当たり前だと思ってた
君が隣にいることが
君と共にあることが
君がいた左隣にはもう
殺風景なものばかりで
今まで輝いていたものも
ただのガラクタに見えた
たった一人いないだけ
それだけで世界はこんなにも荒んでいる
こんな世界に
僕はいつまで取り残されているのだろうか
君を追って
僕は君に憧れた
尊敬した
君に追い付こうと必死だった
君の隣に並ぼうと
そしていつか追い越せたらと
その時に気が付いた
一足先を行く君は
過酷な場所で
凄まじい努力をしていたことに
僕は覚悟や努力が
まったく足りていなかった
きっと僕は
今のままでは追い付けないだろう
君の背中には…
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